滋賀/大津・日吉大社 山王祭  (平成十四年四月十二〜五日)
funamoto氏撮影
 期日:三月五日〜(四月十二〜)十五日
 京阪電車石坂線坂本駅より徒歩5分 日吉大社

滋賀のfunamotoさんから、琵琶湖の祭禮情報が寄せられました。
原文を忠実に掲載いたします。(画像は、縮小してあります)
funamotoさんありがとうございます。
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 湖国三大祭りの一つとして知られる大津市坂本5丁目、日吉
大社の山王祭は、3月5日の神輿上げに始まり、4月中旬まで
一カ月にわたって繰り広げられるが、中心となるのは4月12
日から15日までの4日間の行事。湖国に春を呼ぶ勇壮な神輿
祭りで、約1300年の歴史がある。
 比叡山延暦寺の僧兵が朝廷に強訴する時にかつぎ出したのが、
ここの神輿で「北嶺*ほくれいの神輿振り」(寛治8年)とし
て歴史上にも有名である。
 4月の祭りは12日夜の午の神事から行われ、奥宮八王子山
の2基の神輿が松明をかざして急坂を担ぎ下ろされて、東本宮
に安置される。
 そして、翌13日には十禅寺*じゅうぜんじなど四社の神輿が宵
宮場に移され、かわいい稚児が花笠を奉納する花祭り、その夜
には勇壮な宵宮落しのクライマックスを迎える。
 この宵宮の神輿落としは山王祭の圧巻で、13日午後7時か
ら行われる。松明の火に照らされた神社前の産屋*うぶやで、
神輿を持ち上げて振り落とすが、この神輿4基は男神と女神に
分かれ、その所作は若宮誕生の産みの苦しみを表現しているの
だという。次いで、振り落とされた4基の神輿を西本宮まで競
って担ぎ上げ、当夜の行事を終える。
 14日は7基の神輿が山道を下り、下坂本の七本柳まで渡御。
そこで神輿は船に乗せられて船渡御となり、唐崎沖まで渡り粟
津の御供*ごくを奉納。このあと神輿船は比叡辻の若宮港に上陸
し、日吉大社に帰って大祭を終える。
 そして、翌15日には祭りが終わったことを神に報告する酉
の神事が営まれ、山と湖を舞台に繰り広げられた華やかな山王
祭の全日程の終幕となる。
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funamoto氏撮影 funamoto氏撮影
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