南千住・千住天王祭(素盞雄神社祭禮) (平成十二年六月三日)
神輿振り
 期日:六月三日付近の金土日曜  
 JR常磐線・地下鉄日比谷線 南千住駅下車 

 素盞雄神社の神輿は、本棒のみの二点棒の神輿で左右に
大きく振る独特の担ぎ方で渡御します。
 この振りは、「神輿振り」と呼ばれ、担ぎ手は二点棒の
内側に頭を入れて、前後向かい合って担ぎ、笛の合図と共
に片側の棒に着いた担ぎ手が沈み込み、反対側の棒の担ぎ
手が背伸びをするように押し返します。 この時、神輿の
両側に「屋根受け」という人いて、屋根等を受けると共に
次いで反対側に押し返し、神輿が左右に数回繰り返して大
きく振られます。 
 氏子町は、南千住・三河島・町屋の三地区に分かれてお
り、四年に一度の大祭(平成十一年)の土曜早朝七時に宮出
しされ、各地区を渡御・神輿振りされ、夕刻に町屋駅前の
原稲荷神社で一泊し、翌日山車に乗せられ、各地を巡幸し
た後、夜七時に各町会神輿と連合で宮入します。
 各地区で担ぎ方・振り方は微妙に異なり、南千住では、
渡御時は棒の外側に頭を出して担ぎ、笛の合図と共に頭を
入れ替えて、左側から振り、三河島では、合図と共に小刻
みに振りながら、段々大きく振る昔ながらの方法を継承し、
「神輿振り」を主体にして移動に山車を使います。

 各地区の本社渡御の合間や、今年のように陰祭の時は、
町会で町神輿が渡御されます。
 各町会とも立派な神輿をもっており、特に南千住地区で
は通常三基の神輿を持ち、大人・少年・子供のそれぞれが
渡御され、町ぐるみで祭をもり立てており、非常にうらや
ましく感じました。

 今回は、都合つかず、来年の大祭はなんとしても行くぞ
南千住
宮出し 上町
順番に神社からの宮出し 神輿振りや差し降りを披露 狭い路地でも二点棒なので楽々入り、神輿振りを行います
差し振り 中神輿
本社大神輿は、男子のみ渡御(平成十一年) 本社中神輿は、女性が中心で渡御 もちろん振ります(平成十一年)
差し振り 素盞雄神社
神輿を高く差し、一回転する「差し振り」(平成十一年) 千住大橋の側に鎮座する素盞雄神社
お品書きに戻ります
神輿情報・画像募集中です。 メール待ってます
zmy@mikoshi-jp.com